2005年02月10日(木)に東京医科歯科大が主催で行われた国際シンポジウムに参加してきました。
文部科学省 科学技術振興調整費新興分野人材養成プログラム
「生命科学の知的財産権に関する国際シンポジウム」
平日の 10:00-15:40 ということで思っていた程混んでおらずゆったりを話を聞くことができました。
テーマは「導入から5年を迎えた日本版バイドール法」ということで知財そのものの話ではなく、産学連携についての議論が中心。医科歯科大主催だけあってターゲットとする分野はバイオテック、ライフサイエンスで、正直そこまで興味はなかったのですが、実に楽しい話を聞くことができました。
この分野での成功談を始めとして、日本における Bayh-Dole Act に対する問題提起、そして今後の動向、さらには TLO についての多くの先生方の意見を聞き、お腹一杯といった感じでしたね。なかでも東大先端科学技術研究センター教授の黒川 清氏の話は非常にわかりやすく、具体的な事例を示した上での説明は初心者な僕にはうれしい限りでした。
また以前参加したシンポジウムでもお話をされていた Robert Kneller 氏は、以前は日本語で話されていたので正直意味が不明な部分が多かったのですが、今回は国際シンポジウムということもあり英語話されていたのできちんと内容を理解することができました。特に日本における patent revenue がアメリカの 1/200 であるという事実にはかなり驚きました。TLO の話では慶大の清水 啓助氏の話が大変興味深かったですね。
僕自身はこの 3月で学生という立場ではなくなるわけですが、学生の視点からこのような話を聞けたことは貴重だったと思います。大学発ベンチャーにおける利益相反の問題、法による研究開発の阻害、税制問題に対する意見は聞きたかった話でしたし。それと企業から大学に流れる寄付金、共同研究における権利や発明者の帰属の明確化やその実施保証など、結局は職務発明と同じで当事者間で契約を結んだ上で進めましょう、というどうも丸投げ的印象は変わらなかったですね...
これが一番柔軟性があるのでしょうけど、ある程度の例外にも耐えうるガイドラインを作成しておかないと産学だけでなく産官学で推し進めていく際にスムーズにいかないと思います。ふーむ。




コメント (1)
おもしろいイベントあったら呼んでねー
投稿者: にしま器 | 2005年02月14日 23:23
日時: 2005年02月14日 23:23