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Apple は何故急ぐのか

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iPod nano に続きたった5週間で Video 機能付きの New iPod を発表した Apple Computer。何故にそんなに急ぐのか。

iPod はマーケットシェアで 75% という驚異的な値をもっているにも関わらずまだまだ新商品を投入してくる。でも今回の Video iPod(これは僕の勝手な名前)はマーケットの位置づけを音楽プレイヤーらメディアプレイヤーにシフトしたように見える。

つまり音楽プレイヤーのマーケットではあとは軽薄短小、容量拡大の争いになりマーケットしては大きくなるもののある程度成熟したと見なしたのではないか。それに対して動画を再生するメディアプレイヤーマーケットは先行している商品はあるがまだまだガジェットレベルでありマスに訴えるにはほど遠い。

Apple は iPod という最強のブランドを駆使してこのマーケットを育てようとしているように見える。そして「音楽をダウンロードして買う」という文化を動画でもやってしまおうという考えなのだと思う。

確かに動画を持ち歩いて外で見るという習慣を根付かせるのは困難であるが、あくまで音楽がメインで音楽と一緒に持ち歩いて暇な時に動画を見るという iPod 的な考えは新しいマーケットを生み出すかもしれない。

同時に iMac を Windows Media Center と対峙させる立場にもっていったのは、iPod のモバイル性に加えてこれからリビングにも影響力を与えようとする姿勢の現れだと思う。

この急ぎようは Apple が欲しいマーケットを早く活性化させて、次期のインテル Mac に何らかの形でつなげようとしているとしか思えない。逆に急いでいるというよりも Apple からしたら当然のことを成し遂げているだけかもしれない。

iPod というブランドが枯れることは今の状態からは想像できないが、これだけドッグイヤーにあってはどうなるかわからない。それだけにこのブランドを有意義に使うためにも急いで商品を投入し iPod の名の下に Apple というブランドを高めて最大のイベントであるインテル Mac にぶつける必要があるのだろう。

ただもしインテル Mac の発表の際に"One more thing..."的な驚きがなかったら Apple は OS で後発の Microsoft にやられたようにその文化やマーケットを奪われるのかもしれない。それに顧客がこの商品投入の早さをキャッチアップしきれなくなったら危険にもなる。

それにしても今の Apple の商品は働いている人達の楽しさが伝わってくる。Jobs のスピーチで iTunes 6 を発表した時に "We've been busy!" と笑って言ってのけたシーンから会社の好調さを感じ取れる。

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