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ソニー出井さんが語った自らのソニー10年間の歴史。
なにかすごく固い話しの連続かと思いきや、非常に読みやすい。
あのときのあの決断が正しかったか常に迷っていたこと、そして時には間違っていたことも自ら認めている。
振り返って書いているので本当に決断する前に迷いが生じていたか、決断後に迷っていたことに気づいているかは出井さんの中に収められているけども。
「迷いと決断」なんて日頃常に万人が行うことであって、そういう見方をしたらこの本は面白くないんじゃないかなぁ。
経営者は孤独だってところが個人的にはささった。
やっぱり経営者とは常に孤独なのだろう。
逆にそうであるべきであると思う。
周囲の多くの人から意見や相談を求めても最終的に決断を下すのは経営者、自分なのである。その決断が間違いであったときにも「あの人の意見に従ったから」などと言い訳はできない。
孤独であるがゆえに、そして孤独であることを深く自覚することで最良の決断を生み出すための糧となると個人的には思う。
経営者になったことのない僕が生意気にいっても信憑性がないが、
例えばエンジニアが現場でモノを作るときも同じだと思うのだ。
各人がもっている仕事はやっぱり孤独の中でやりとげるべきであって、それを周囲の仲間に相談や意見を聞く事はあってもある形をもって完遂させなければならないのは自分なのだから。




