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マイクロソフト、Yahoo!買収案を撤回

やはりこうなったか。それにしても注目深いニュースだった。正直マイクロソフトが買収できてしまうものだと思ってた。今の Google の台頭を考えると Yahoo! 一人では無理だしマイクロソフト一人でも対抗するのは難しいからだ。

Ballmer氏は特に、有料検索でGoogleと提携するYahooの計画について指摘した。「『敵対的な』提案に対処するあなた方の計画を、われわれは特に注意深く見守ってきた。あなた方は、今日Yahooで提供される主要な有料キーワード検索広告をGoogleにアウトソースすることにつながる提携を模索している」(Ballmer氏)

 そのような動きは、Yahooの戦略と長期の生存能力を弱らせ、エンジニアらを引き留めておく能力を損なうだけでなく、規制問題や法的問題を引き起こすと、Ballmer氏は述べている。

上記のリンクにあるように Yahoo をどれだけ現状維持のある意味新鮮な状態で手に入れるところがマイクロソフトには重要だったようだ。この辺は組織がそこで働く人から成り立っていることをきちんと理解し"パッケージソフトの帝国"なだけある。

「Microsoftには優れたチーム、すばらしいプランがあり、革新的な新サービスやビジネスパートナーとの戦略的な取り引きを通じて成長してゆくことが可能である。Yahooを取得すれば、戦略を加速させることが可能になるが、Yahooなしでも、ゴールに向かって進むことができると確信している」とBallmer氏は続けた。

このゴールが相変わらずパッケージソフトであれば問題ないだろう。有料広告ビジネスならなんとかなったであろう。しかし今後企業としてビジネスのスケーラビリティを考えていくとしたら Amazon や Google が手中にしているクラウドの世界がゴールでありそのために Yahoo が必要だったはずだ。

【解説】Yahoo!買収を断念したMicrosoftは,Googleのクラウド・コンピューティングに追いつけるのか?:ITpro

このリンクにもあるようにマイクロソフトはクラウドでは遅れているようだ。SaaS としてのノウハウは圧倒的に Google、Amazon が強い。これは検索システムとして高速なインデックス作成と検索やユーザエクスペリエンスとしての UI の追求などに隠れて、まさにクラウドの根幹となる圧倒的なハードウェアインフラの整備が今日を支えているはずだ。これを Yahoo 抜きにしてどのように実行できるか注目したい。

Microsoftは1株あたり33ドルを提案する意思があったが、Yahooが最低37ドルまで応じようとしなかったことを認めている。37ドルの場合、Microsoftが想定していた金額より50億ドル多くなる。

もっと個人的に注目なのは、Yahoo の方だ。今回の買収に対して自社の株価を高く設定したことによりステークホルダーに対してはそれ相応の対応と実際に株価の上昇を余儀なくされるはずだ。強大2社の買収失敗はお互いにとって苦しい状況を生み出したようにしか見えない。

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