成田からヒースローへ
成田に早めに到着すると,そこには豚インフルエンザを気にしてかたくさんのマスクをした日本人を見た。といっても僕らもその中の2人ではあるのだが。早めのチェックインを済ませて,機内での退屈しのぎの雑誌を何冊か買っていざ搭乗手続き。
ヴァージン・アトランティックの飛行機に乗るとそこは懐かしい機内。全身真っ赤なコスチュームを着たフライト・アテンダント。液晶モニター付きの座席シート。どうやら行きの便は空席も多いらしく席チェンジも自由。液晶モニタは充実した映画プログラムが10時間程のフライトを飽きさせないでくれた。見たのは「ベンジャミン・バトン」「007」。あとは寝たり。
行きの飛行機ではちょっとしたトラブルも。アメニティでアイマスクやボールペンなどをもらえるのがヴァージン・アトランティックのいいところなのだが,そのアメニティが入っている袋を空けようとして力を入れたとたん,人差し指がスパッと深く切れて一気に流血。隣の嫁さんは痛いのが嫌いなので「もうこの旅行ダメだ」と思ったらしい。。。バンドエイドをアテンダントにもらいなんとかヒースローまで。
ヒースローからホテルは一苦労
ヒースローにつくと飛行機疲れと淡い期待感からかやや眠気も。入国はやっぱりどこの国でもそうだが,外国人受け入れは長い長い。アメリカと違って指紋やら顔写真がないのが楽だが,人数が半端ない。入国審査に40分は待ってやっと入国。成田から飛行機内までずっとしていたマスクはさすがに空港でとった。犯罪者に間違われるのも嫌だったし,当時イギリスではそこまで騒動になっていなかったし。
ヒースローでは以前の旅行のように添乗員なんかが待っていてくれると思いきや,全然おらず。そういう言えば完全にフリープランなのだ。探すのを諦め近くの売店へ。海外にいくとまずは空港の売店で飲み物やら新聞やらとりあえず小銭が欲しいために無駄に何か買ってみる。今回は喉が渇いていることもありミネラルウォーターを購入。約1ポンド(当時なら150円,高い!)ほどだったか。
ヒースローからホテルは完全に自由ということもあり,予定しておいた地下鉄を利用。これがまた言うは易しで,地下鉄の駅まで強烈に重いトランクを運び,これまた重いカメラバッグを背負い大変。それでもヒースローの交通の便は非常によくて,地下鉄も地上のヒースロー・エキスプレスもバスも少し歩けば乗り場にたどり着く。僕らが目指した地下鉄は Terminal1,2,3という駅。Terminal 4 や 5 というのもある。成田空港第2ビルみたいなものか。
地下鉄に乗り込むと一気に5年前の風景がよみがえってきた。あー狭い車内,治安が良さそうな人々。地下鉄と言ってもヒースロー周辺はまだ明るい場所を進む。もう18時か19時ぐらいにはなっていたと思うのだけど,そこは夜でも明るいイギリス。その車窓から見える明るいその風景も旅行の楽しみを膨らませてくれた。
初日に宿泊するJolly Hotel St. Ermin's(ジョリー・セント・アーミンズ)は地下鉄の駅でいうと,St. James's Park(セント・ジェームス・パーク)。ヒースローからだと直通はないのでサウス・ケンジントンで一度乗り換え。この乗り換えがすごく辛い。重いトランクがいうことを聞かない。いざ目的地の駅についてもエスカレーターもなく30Kg近い荷物を苦労した。でもやっぱりバスで送り迎えされるのとは違って一気にロンドン地元民になれたようでうれしい。
最寄り駅のセント・ジェームス・パークからホテルまでは徒歩で2-3分。実にいい場所だ。以前ロンドンを訪れたときは激安ホテルで,駅はキングス・クロスと良かったもののそこまで15分ぐらいはかかる始末。長期滞在する場合にはホテル選びは金額の次に重要だ。
ホテルでは早速英語の洗礼
ホテルに着いたら早速チェックイン手続き。日本でもらった予約票(Voucher)を見せる。パスポートとクレジットカードの提示を求められる。そこまでは問題なかったのだが,次の日の朝食の話でとうとう僕の英語脳がパニック!どうやら朝食が食べれる時間を「朝7時から10時半まで」ということで "From seven to ten thirty" といったみたいなのだが(あとからわかった),そのときは "to ten" がまった聞き取れず「7時半」と聞こえてしまった。次の日はレンタカー借りるから7時には食べていたかったので,7時半じゃ困る。といったら問題ないという返事。わけがわからない。英語には多少自信があったが,イギリス英語は本当に聞き取りづらい。抑揚がなくフラットに話された日にはもうハテナの連続。
早速ロンドンの街並を堪能しよう
チェックインして,ゆっくり休むこともなく早速ロンドンへ。もう19時はすぎていたかな。ホテルから5分ほど歩くとそこにはウェストミンスター寺院が。近い近い。観光名所に近いこのホテルは最高である。バッキンガムにもビッグ・ベンにも近い。寺院前で撮影を終えると次はビッグ・ベンへ。ビッグ・ベンは前回の旅行の時に近距離で見ようと思ってみれなかった場所。それが目の前へ。実に感慨深い。ビッグ・ベンの写真をしっかり収めたあとはロンドン・アイへ。ロンドン・アイは巨大観覧車なのだが結局乗らずじまい。ロンドン・アイまで着て夕飯を食べねばということで,少し歩いてシャーロック・ホームズのパブへ。ロンドンのパブの雰囲気は実に明るい。でも日本人観光客には入りづらい。注文もどうやったらいいのか。。。一度はやめようと思ったこの場所だったが,2階は普通のレストランということでパブ内の人混みをかきわけて2階へ。そうすると日本人が何人かいるではないか。ここはガイドブックにも載っている有名店。入り口であたふたしていると店員が「Food?」と訪ねてきた。そうそう「Food!」ということで席に案内された。イギリスでの最初の晩餐はビール付きでビーフシチューと実に満足な夜となった。














